門前仲町にある「魚三酒場」は、日々行列が絶えない人気の老舗居酒屋です。森下と小岩にも店舗があり、今回訪問した富岡店が本店になります。
駅から徒歩1分という好立地に加え、近くには観光名所として知られる富岡八幡宮や、お団子が人気の深川伊勢屋もあり、とても賑やかなエリアです。
「門前仲町で魚が食べたいなら魚三」という口コミを聞きつけ、念願かなっての初訪問です。さて、どんなお酒と魚料理に出会えるのでしょう?
目次
魚三酒場とは?
駅前の大きなビルに入っている魚三酒場ですが、創業1954年という歴史ある大衆居酒屋です。
お店特徴はなんといっても新鮮な魚料理。もともと、鮮魚店からのスタートだったこともあり、その味には抜群の定評があります。
人気の理由は味だけではありません。気軽に頼める価格設定や、盛り付けの豪快さもファンの心をつかむ大きなポイントです。
定休日である日曜日以外は16時からの営業で、明るい時間から飲むことも可能。団体客以外の予約は不可のため、並ぶのを覚悟で向かいましょう。
わたしが訪問した土曜日の19時は待ちが4組でしたが、20分たったあたりで無事、席を確保できました。ちょっと時間をずらして行くのが、長時間待たずに済むコツかもしれません。
3階のお座敷席へ
魚三酒場は、1階と2階がカウンター席、3階と4階が座敷席で構成されています。
この日は団体客の予約がなかったようで、昭和感たっぷりのお座敷席に通されました。ずらっと魚の名前が並ぶメニュー表を見ながら、注文を自分で記入するシステムです。
今回入れなかったカウンター席にはメニューの短冊が壁一面にびっしりと貼られています。老舗居酒屋好きにはたまらない光景ですよね。
1杯目は大ジョッキの生をいただきました。
絶品揃いの魚料理
メニューにはお刺身だけでなく、揚げ、焼き、煮つけと、魚を存分に楽しめる品々が用意されています。あれも、これもとなりますが、まずはぶりとイカ刺しで様子を見ることに。
迷う理由はメニューの多さだけでなく、その価格設定です。300円台や400円台のお刺身もあり、気兼ねなくいろいろ注文できます。
元鮮魚店なだけあって、豪快な盛り付けも素晴らしい!一切れが大きいので、存分に魚を楽しめます。
揚げたてのアジフライは身が柔らかく、脂がのっています。こちらも鮮度の良さが味わえる一品です。
魚料理のほかにも、シンプルなべったら漬け、茹でたにらを卵黄にからめて食べるにらたまなど、小鉢類も充実しています。どれも驚くほどお安いので、ひとり飲みでも十分に楽しめますよ。
魚三ラベルの日本酒
魚料理には日本酒、ということで、魚三ラベルの生酒をいただきました。フレッシュでさっぱりとした味わいは、甘辛く煮つけた魚にも合いそう……と感じつつ、残念ながら今回はそこまでたどり着けませんでした。次回のお楽しみです。
飲んだあとはのんびり夜散歩
帰りは散歩がてら、富岡八幡宮に寄り道です。静寂につつまれた夜のライトアップが美しく、歴史と威厳を感じます。
門前仲町は夜の街並みもおすすめですよ。くつろげる老舗居酒屋との組み合わせでぜひ。