こんにちは。あなたにとって年末年始のお楽しみは何でしょう?
年末が迫ってくるとキラキラしたクリスマスツリーやイルミネーションを見たり、クリスマスプレゼントを何にしようか考えたり、ワクワクする季節ですよね。そんな年末年始、酒呑みの私にとってお楽しみは何といっても忘年会・新年会です。
今回はなんと9,200円のお食事+お酒という史上最高額の超豪華昼飲みに行ってきました!お食事で9,200円とは…余裕で1週間食べられる金額です。
一体どのような料理が出てくるのか…普段はセンベロなどコスパ重視のお店で飲む私にとって、想像もつきません。
超豪華昼飲みの会場は、阪神電車の石屋川駅・新在家駅から徒歩10分の場所にある「さかやばし」です。
こちらのお店は神戸酒心館の中にあり、日本酒「福寿」の醸造元でもあります。日本酒の醸造元が展開するお店なので、お酒も豊富にあることでしょう。
今回はどんなお酒と料理に出会えるのか…ぜひ最後まで楽しんでご覧ください。
www.shushinkan.co.jp
目次
🤩全10品!?超豪華「特選会席」のお品書き

神戸酒心館の敷地内には、お酒を造る「福寿蔵」、醸したお酒を提供する蔵元ショップ「東明蔵」、お酒とお料理を楽しめる「蔵の料亭 さかばやし」、お酒とともに落語や音楽コンサートが楽しめる多目的ホール「酒心館ホール」があります。
お楽しみの舞台「蔵の料亭 さかばやし」にやってきました。お店の外観からステキな印象です。神戸酒心館は江戸時代から270年以上続く酒蔵ながら、「サステナブルな酒造り」を目指しており、「日本酒製造におけるCO2排出ネット・ゼロの達成」や「使用電力の再生可能エネルギー100%化」を2030年までの目標としています。
歴史を感じるステキな店内に入ると、テーブルの上には本日の献立が置かれていました。
先付、前菜、吸物、造りなど全10品のお品書きです。豪華昼飲みのために、朝ごはんは軽くしたのでお腹は空いていますが、どこまで食べられるのか…早くも不安になってくる情報量です。

すぐに先付がやってきました。なんて綺麗な茶碗蒸し…と味惚れているとお品書きには「雲子玉締め 焼餅 占地 三つ葉 べっ甲飴」と記載。もはや1品目から読めません…
自分の教養不足と日頃の食生活にはない高級感に動揺しながら調べると、「雲子玉締め(くもこだまじめ)」は、タラの白子(雲子)を使った茶碗蒸しの一種のようです。
白子を裏ごしして卵地と合わせたり、具材として加えたりして蒸し上げ、あんかけなどをかけて供される冬の高級日本料理です。雲子(くもこ)は主に京都や関西地方で使われる呼び名で、真ダラの白子(オスの精巣)を指します。白くて雲のように見えることからこの名がついたのだとか。
中にはこんなに大きな雲子が…なんて日本酒にピッタリなお料理でしょう。

😳しぼりたて純米 師走・純米吟醸山田錦 環 & 超ボリューム前菜!
肝心の日本酒も到着しました。今回は8名と人数も多いのでボトルで注文していきます。1本目は「しぼりたて純米 師走」にしました。
フレッシュな新酒のみずみずしい味わいと共に、お米の旨みと酸味がありスッキリ飲めるので1杯目にピッタリです。
季節限定酒のなかでも最も人気のあるお酒だそうで、オンライン通販サイトを見ると既に完売していたので、今しか飲めないレアなお酒に出会えて既に大満足です。

美味しいお酒と白子を満喫していると前菜の「旬菜盛り合わせ」がやってきました。到着したお料理を見て驚き!これだけで1食として満足出来そうな大ボリュームです。
サーモンの手毬寿司やローストビーフ、エビにはなんとキャビアが乗っています!
フグの煮凝りやあん肝、小芋の煮物、栗、赤こんにゃくなど、これはお酒が進んでしまいます。というかお酒無しでこんなお料理食べられません。あん肝は甘めな味つけで、本当にお酒が進む…

ボリュームと品数に驚きながら飲んでいると4合瓶1本があっという間に空いてしまったので、次のお酒をオーダーします。
2本目は「純米吟醸山田錦 環(めぐる)」、人と自然を新しい資源循環でつなぐ「地エネの酒for SDGsプロジェクト」から生まれた日本酒です。
神戸市北区にある弓削牧場のミニバイオガスプラントから生まれる副産物、有機消化液の「山田錦」の栽培利用によって、資源循環と自然エネルギー普及モデルの確立を目指す環境配慮型のお酒です。

下記3点を通じて、日々発生している膨大なごみ問題の解決と、化石燃料から自然エネルギーへの転換への流れを作っているのだとか。
1.食と農のごみを発酵させる
2.給湯・暖房や発電に使用できるバイオガスを作る
3.副産物である「消化液」で酒米を育てる
肝心のお味は、やわらかで穏やかな飲み口、お酒を口に含むと山田錦のお米の甘み、旨味がじんわりと広がります。しかしスッキリとしてキレが良いため、スッと飲めてしまいます。
🐟酒泥棒!粕汁・お刺身&純米酒エコゼロ

次に吸物「新粕の和汁 焼鮭 根野菜 刺葱一味」が到着しました。
なんと粕汁の中には大きな鮭の切り身が…!ダジャレのようになりましたが、酒粕にまみれた鮭は熟した旨味・塩味・甘味が詰まっており、お酒がまた進む…
なんだか早くもお腹がいっぱいになってきました。まだ3品目なので最後まで辿り着けるのか心配になってきました。
そして4品目の造り「向魚の三種盛り」がやってきました。
これも美しい…お刺身盛り合わせは「寒ぶり、太刀魚、鯛」の3種で豪華な厚切りです。
ブリは脂が乗っていて美味!鯛もプリップリです!太刀魚もまったく臭みがなく炙ってあるので風味も抜群です。
全10品あるのですが、4品目でもうお腹がいっぱいになってしまいました。

酒泥棒なお食事ばかりなので(笑)早くも2本目がなくなってしまいました。3本目は「純米酒エコゼロ」で世界初の日本酒の醸造工程でカーボンゼロを達成したお酒です。
「カーボンゼロ」とは日本酒の醸造工程におけるCO2排出ネット・ゼロのことで、100%再生可能エネルギーを使用し、カーボンニュートラルな都市ガスに転換されたそう。

こちらの神戸酒心館では「環境負荷をかけずに、おいしい日本酒をつくる」ことをパーパス(企業としての存在意義)としています。「純米酒エコゼロ」の具体的な取り組みは下記の通り。
•精米歩合を80%に抑え、清酒造りには本来欠かせない「酒母」工程を省略することで醸造日数を7日間短縮
•ラベルレス化し広くリサイクルできる透明瓶に静電塗装を施した瓶を使用
•瓶に印刷する際のインクも有鉛から無鉛に
•冷蔵保管ではなく暗冷所保管できることで、飲み手に渡ってからも冷蔵のためのエネルギーを使わない
味わいは、精米歩合80%とあまり磨いていないながらもフルーティーでお米の旨味が感じられ、最後にしっかりシャープでキレの良いお酒でした。
🍖なんて美しい霜降り…超贅沢主菜&純米大吟醸 福寿
5品目の令肴「淡路島三年とらふぐの徳利蒸し白菜」の次についに主菜がやってきました。
主菜はなんと「黒毛和牛しゃぶすき小鍋 水菜 玉葱 榎木茸」!
なんて美しい霜降りでしょう…食べるのがもったいない…
ずっと眺めていたくなる堂々たるお肉です。

テーブルには1人ごとに小さなお鍋が用意され、自分の好きなタイミングでお肉をいただくことができます。大きなお肉が3枚も乗っており、これまたボリューム満点。お鍋だけで満足出来そうな量です。残念ながらお腹がいっぱいだったので、2枚は他の方にお裾分けしました。胃袋があと2、3個欲しい…
口に入れると脂が多いはずなのに全くしつこくなく、脂の甘みと旨味が口いっぱいに広がります。そして驚くほど柔らかく、あまり噛まなくても溶けてなくなってしまうのは高級な和牛ならでは感覚です。(普段食べている鶏肉とは別次元!)
そして、高級な黒毛和牛に合わせるために「純米大吟醸 福寿」をオーダーしました。
黒毛和牛と純米大吟醸のペアリング…なんて贅沢でしょう。お正月でもこんなに豪華なお食事とお酒はいただけません。
「純米大吟醸 福寿」は、兵庫県産の酒米「兵庫夢錦」を低温で時間をかかて醸したお酒で、純米大吟醸酒らしい華やかかつ重厚感のあるよく熟した果物の香り。口あたりも喉越しもやわらかくスムーズで品格の高さを感じます。

「兵庫夢錦(ひょうごゆめにしき)」は山田錦の孫にあたる酒米で、病気に強く倒れにくいのが特徴。しっかりした旨味とキレの良い辛口のお酒になるのですが、さすがに純米大吟醸です。キレよりお米の甘みと旨みの強さにノックアウトされました。
ちょうどお料理も揚物「淡路島三年とらふぐの唐揚げ 青唐檸檬淡路の藻塩」、焼き物「寒替の酒粕味噌漬け焼き 雪輪蓮根 金村」としっかりした味付けのものが出てきたので濃厚かつフルーティーな純米大吟醸にピッタリでした。

💰豪遊につぐ豪遊!果たしてお会計はいくらに?
最後にお食事「但馬の棚田米こしひかり 自家製茸の佃煮 赤出汁香の物または自家製せいろ蕎麦」、甘味「季節の果物 福寿の酒粕アイス」まで出てきて全10品が終了です。
お店の価格帯や雰囲気からご年配の方も多いのですが、これは絶対に食べきれない量です!食べきれない分は周りの方にお裾分けしてなんとか乗り切りました。
料理の品数が多くゆっくりお酒を満喫していると、気がつけば来店から2時間たっており閉店の時間が近づいていました。
最後まで楽しむためラストに「蔵直採り生酒」を注文ました。こちらは蔵元限定酒で、蔵で吟味して最も飲み頃と判断したものだけを直汲みされたフレッシュで辛口の純米生酒です。お食事の最後にスッキリ&キレの良いお酒をいただき、お口がリセットされました。
こちらのお店ではボトルで注文したお酒は持ち帰っても良いシステムなのことで、半分ほど余っていたお酒はありがたくお持ち帰りしました。

最後に注文したお酒の一覧とお値段はこちら!(お会計が怖い…!)
「しぼりたて純米 師走」4,500円
「純米吟醸山田錦 環(めぐる)」4,500円
「純米酒エコゼロ」2,920円
「純米大吟醸 福寿」6,500円
「蔵直採り生酒」4,300円
合計 22,720円!
8名で飲んだので1人あたりは2,840円+お食事代9,200円なので、なんと合計12,000円のランチになりました!
これは間違いなく史上初の超高級昼呑みです!豪遊しすぎてバチがあたりそう…お仕事頑張ります。
いかがでしたか?今回は「さかやばし」の中で最も高級なメニューを紹介しましたが、リーズナブルにお酒を楽しむこともできます。
土日祝のみ14:30~17:00(Lo 16:30)まで「呑みの部」を営業しており、そばと酒肴、お酒をお楽しむことができます。
メニューはちょい呑みセット2,600円、ちょい呑み純米セット2,400円、酒肴盛合わせ1,300円、おそば1,080円など。今回ご紹介した日本酒をボトルで注文し、飲みきれない分は持ち帰るという作戦もありです。
また、今回は紹介しきれませんでしたが、同じ敷地内にある酒蔵を無料で見学できます。事前予約制なので、ぜひ蔵見学も行ってみてください。福寿の環境への想いやサステナブルな取り組みなどを学ぶことで、より美味しくお酒をいただけます。
蔵元ショップには、蔵元限定酒や福寿オリジナル食品が勢揃いしています。無料の試飲もありますので、ぜひこちらも訪れてみてください。
引き続き酒場を放浪しレポートしていきますのでお楽しみに。
