パスタにあう日本酒が発売されました。
その名も、“SAKE DI PASTA”。
お寿司でも蕎麦でもなく、「パスタ」です。なんともユニークで斬新。
蔵元は以前、こちらで紹介させていただいたMachoシリーズと同じ、群馬県高崎市の牧野酒造。「純米酒をバターの味わいのおつまみを合わせてみたら相性がよかった」という雑談がきっかけとなり、様々な料理と日本酒との相性を模索、研究され、このお酒が誕生したようです。
今回は、この斬新なお酒、”SAKE DI PASTA”についてご紹介させていただきます。
目次
SAKE DI PASTAシリーズ
SAKE DI PASTAシリーズは、”Light”, “Smooth”, “Mellow”の3種類のお酒が発売されています。パスタの種類により、飲み分けてみましょう。
それぞれのお酒と合わせるパスタは下記のように紹介されています。
SAKE DI PASTA “Light”
穏やかな香りと爽快な旨味と酸味が調和したまろやかな味わいは、素材の旨みを残しつつ、オイリーな口をクリアにします。
ペペロンチーノやボンゴレ、ビアンコ等、オイル系のパスタと相性がよい。
SAKE DI PASTA “Smooth”
メロンやバナナのようなフレーバーとなめらかでやわらかい口当たりのお酒で、トマトソースの酸味と絶妙にマッチします。
ボンゴレ・ロッソ、ペスカトーレ等々、トマト系のパスタによく合うお酒です。
SAKE DI PASTA “Mellow”
トロピカルフルーツの様な果実味と甘味、酸味の調和がクリームの濃厚な旨味をより引き立たせてくれます。
カルボナーラ、キノコとカルボナーラ、キノコとベーコンのクリームパスタ、サーモンとほうれん草のクリームパスタ等々、クリーム系のパスタによく合うお酒です。
ペスカトーレ& SAKE DI PASTA “Smooth”
実際にペスカトーレを作り、SAKE DI PASTA ”Smooth”に合わせてみました!
今回、ペスカトーレの具材は、イカ、エビ、ホタテにしました。
クイックで作るのであれば冷凍のシーフードミックスや缶詰で十分。
大きめのフライパンでお好みの量のニンニクをオリーブオイルで炒めます。筆者の場合は、ニンニクが焦げない程度にいったんオリーブオイルに香りがついた後、フライパンから取り出しました。その後、解凍した冷凍のシーフードミックス、缶詰のホタテをフライパンにいれます。
熱が通った後、白ワインを入れてアルコールを飛ばし、トマト缶を入れて混ぜ合わせます。この段階で、ニンニクを戻します。
ソースができあがったら、少し固めに茹で上げたパスタを入れて混ぜ合わせ、お皿に盛りつけたら完成。
最後はパセリやバジルをのせると大変彩りがよくなります。
今回は、ベランダのプランターで育てているバジルをトッピングしました。
酒器は今回は脚のないタイプのリーデルのグラスをチョイスしました。
なお、このようなタイプのグラスは気軽にお酒を楽しむことができ、収納しやすいため、プレゼントにもお勧めです。
実食とテイスティング
パスタのトマトの酸味に加え、イカ、エビ、ホタテの旨味に対して、お酒の果実味ある香味と滑らかな味わいが口の中で広がっていき、絶妙にお酒とマッチします。
これまでにない日本酒の感覚としては、食欲をそそるニンニクの香りがついたトマトソースの味わいに対し、丁寧な造りではありますが、繊細過ぎない食中酒としてのお酒が、食事とのバランスを最大限のものにし、心地よいまま胃に流し込んでくれるのも、このお酒の特徴のひとつだと言えます。
商品情報
商品名:SAKE DI PASTA
製造者:牧野酒造 群馬県高崎市倉渕町
使用米:国産米
精米歩合:60%
日本酒度:+1
酸度:1.6
Alc度:15度
まだステイホームは続きそうですが、おうちでも楽しい食事とお酒は楽しめます。
リフレッシュしながら過ごしましょう!!