スペインでは原産地呼称はDO.と表示されますが、リオハとプリオラットの2地方はDO.よりランクが高いDOCaと認定されています。そんなDOCa.リオハワインのおすすめの1本「ロペス・デ・アロ・テンプラニーリョ」をご紹介します。
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スペイン赤ワインといえば、この品種!
スペインの赤ワイン品種で最も有名なのがテンプラニーリョ。最近ではオーストラリアやフランス、ポルトガル、アルゼンチンアメリカ合衆国でも栽培されているとか。スペインでは多くの地方で栽培されていて、各地方で呼び方も異なります。どこからどう発祥したブドウ品種か定かではないそうですが、ラ・リオハ州とナバーラ州にまたがるエブロ川上流で15世紀頃にはあったようです。
そんなスペイン人に長く愛されている品種テンプラニーリョが100%使用されています。
「ロペス・デ・アロ・テンプラニーリョ」の香りは?
香りは、まずラズベリーや野イチゴ、ブルーベリーといった酸味のある森のフルーツの香りが広がります。まだあまり熟していないフレッシュなベリー類の香りです。その後に植物やハーブのようなスパイシーな香りがふわっと漂います。落ち着いた、高貴な印象のある香りです。
「ロペス・デ・アロ・テンプラニーリョ」の風味は?
口に入れた時にまず感じることは、タンニンの繊細さと酸味、ライトな口当たりのよさです。アルコール度は13.5%ですが、もっと低く感じるくらい爽やか。とにかく飲みやすいんです。味わいは、ベリーのほどよい甘味に加え、サトウキビ糖などのようなほんのりとした優しい甘さ、薬草を思わせるハーブの風味があります。重くない後味が長く口の中に残りとても心地いいです。
「ロペス・デ・アロ・テンプラニーリョ」に合わせたい料理は?
ほどよい酸味とふくよかな甘みが、和食にも合うと思います。赤ワイン=肉料理ですが、ビーフステーキなどがっつりした肉料理より、肉プラス他の食材を合わせた比較的軽い肉料理がおすすめ。たとえば豚肉と野菜の炒め物や、すき焼き、肉じゃがにも合いそうです。
樽熟成は6カ月でカジュアルな若いワインにもかかわらず、品格があり高く
感じるお値打ちワインだと思います。私のオンラインショップ「スペイン風味」にも置いているのでよかったら見てみてくださいね。ちなみに同じブランドで、熟成期間がもっと長いクリアンサとレセルバもあります。こちらもまた違った風味で異なる楽しみ方ができます。