赤ワインは非常においしいものですし、さまざまな楽しみ方ができるものでもあります。味わいも多岐に富んでおり、軽いテイストで楽しめるものから深い余韻を残すものまでいろいろあります。
ただ、「赤ワインは飲みにくい」と感じる人がいるのもたしかです。「自分は赤ワインを飲みたいが、相手は赤ワインが嫌い」という場合もあるでしょう。そのようなときは、2人が公平に楽しめる選択肢を探るべきです。
今回は、少し飲みにくさを感じさせることもある赤ワインを、飲みやすく仕上げるカクテルレシピを紹介します。
目次
カリモーチョ
【レシピ】赤ワイン90ミリリットル コーラ90ミリリットル レモンスライス1枚
コーラと赤ワインを割って作るお酒です。レモンも入るので、とても飲みやすい味わいに仕上がります。コーラの甘味とレモンの酸味を借りて飲むことになるお酒です。ちなみに、この「赤ワインをコーラで割る」という飲み方は、中国でもはやっているのだとか。
なお、ここではコーラで割っていますが、ソーダで割る「スプリッツァールージュ」というお酒も存在します。
ビショップ
【レシピ】赤ワイン130ミリリットル オレンジジュース15ミリリットル レモンジュース10ミリリットル
ドイツのヴァイナハツ・マルクト(クリスマスマーケット)では、「グリューワイン」と呼ばれる温めたワインがよく出されます。ワインにさまざまな香辛料を入れたものなのですが、この「ビショップ」はそれによく似た味わいがします。甘さとかんきつ系の味わいがよく生きており、飲みやすさと同時に深みのある味を舌で楽しむことができます。
ビショップは、そのまま冷やして飲んでもおいしいお酒ではありますが、温めて飲む方法がとられることもあります。また砂糖を入れて飲む方法もあります。
アメリカンレモネード
【レシピ】赤ワイン30ミリリットル レモンジュース45ミリリットル ミネラルウォーター15ミリリットル 砂糖15グラム
「忘れることができない」という、少し苦みのあるカクテル言葉を持っているのがこの「アメリカンレモネード」です。しかしカクテルの味はカクテル言葉とは真逆で、非常にさっぱりしています。「レモネード」という名前はダテではなく、さわやかであり切れ味の鋭い味を持っています。
赤ワインよりもレモネードとしての性質の方が強いため、かんきつ系の味が好きな人に特におすすめです。砂糖を15グラムも入れていますが、砂糖は思いのほか目立たず、レモンジュースの味の方が強烈に舌に残ります。
なお、アメリカンレモネードもビショップも「レモンジュース」を使っていますが、これは一般的な「レモン汁」でも代用できます。調理用の調味料として売られているので、これを購入するとよいでしょう。
無理なくみんなで赤ワインを楽しもう
赤ワインは、それ自体が非常においしく、またすばらしい個性を持つものです。愛好家も多い飲み物であり、世界各国で親しまれています。
ただ、どれほどすばらしい飲み物であっても、お酒にはやはり「好み」があるもの。赤ワインが苦手な人もいます。もちろん「1人は赤ワインで、もう1人はほかのアルコールで」ということもできますが、どうせなら少しだけでも一緒に楽しみたい……と思うこともあるでしょう。そのような場合は、今回紹介したような「赤ワインが飲みやすくなるカクテル」を作って一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。