ドイツのワイン生産地と言えば、ドイツ西部のライン川流域を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
実はドイツ東部の古都、ドレスデン郊外にも良質なワインを生み出す生産地があります。
この一帯で生産されたワインはザクセンワインと呼ばれています。
前回は、この地域にあるワイナリーの「シュロス・ヴァッカーバルト(Schloss Wackerbarth)」を紹介しました。お土産に買ったのはロゼのスパークリングワインです。
魅惑のザクセンワイン!シュロス・ヴァッカーバルトの「ドレスナー エンゲル ロゼ ドライ」
地方最古のゼクト(スパークリングワインのこと)生産者で、味わうならやはりスパークリングワインは外せないのですが…
白ワインも自慢です。ワイナリーツアーに参加した際、お待ちかねの試飲タイムでは3種類の白ワインを味わいました。
そのうち右端と真ん中の2種類はキリリとした、辛口の味わい。すっきりしていてお肉料理との相性がよさそうでした。
残りの1種類は群を抜いて甘みがあり、印象に残る味わいでした。糖度を見てみると、他の2本とはケタが違い、とびきり甘い白ワインであることがわかります。
この味わいが気に入ったので、ロゼのスパークリングワインと一緒に購入しました。
目次
2021er Wackerbarthberg Riesling Kabinett
ラベルにはワイナリーのブドウ畑がイラストで描かれています。
樹齢約40年のぶどうの木から、手作業で選んだぶどうを使用。ドイツの白ワインで聞く機会の多い、リースリング種のぶどうを使っています。
名前にある「Kabinett(カビネット)」とは、ドイツで生産される高級ワインに認められた6つある肩書のうちのひとつ。6つの肩書のうち一番下のランクとはいえ、さすがの味わいです。
カビネットは醸造の際、当分を補うことが許されないため、アルコール度数は低めの9.5%と。10%を切っています。
ぶどうジュースのような飲みやすさだと感じたのは、アルコール度数が低めだからかもしれません。
じっくりと味わってみると、やはり酸っぱさよりも甘さが際立ちます。果物のようなジューシーな甘さです。ドライさはあまり感じません。それでいて甘ったるくはなく、軽やかさを残しています。
辛口の白ワインが苦手な方、ワインを飲みなれていない方にもおすすめしたい味わいでした。
ワイナリーでのお買い物が楽しい!
「シュロス・ヴァッカーバルト(Schloss Wackerbarth)」のワインは、ワイナリー見学ツアーとあわせて楽しむのがおすすめです。併設ショップでは、ツアーのチケットを提示すると商品が5%割引になります(セール品除く)。
このお得感に惹かれ、ワインだけでなくマグネットも記念に購入。5%割引価格でした。
ワインがおいしいだけでなく、ブドウ畑の雰囲気も素敵だったので、こうやってマグネットを買って帰れてよかったです。
ワインを大量に買って帰るのは大変だと思うので、マグネットなどの雑貨類をお土産にするのもいいと思います。
ドイツ東部を旅する機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。