「甘くて体が温まるお酒って何かないかな?」と思ったことはありませんか。
コアントロー・ショコラ・オレは、オレンジリキュールとホットチョコレートを合わせた大人のデザートカクテル。
作り方からスイーツ活用まで一気にまとめました。
目次
コアントロー・ショコラ・オレとはどんなカクテル?

コアントロー・ショコラ・オレとは、フランス生まれのオレンジリキュール「コアントロー」に、温かいミルクとチョコレートを合わせたホットカクテルです。 「ショコラ・オレ」はフランス語で「チョコレートミルク」を意味し、コアントローのオレンジの香りがチョコとミルクに溶け込むことで、デザートのような贅沢な一杯に仕上がります。
アルコールが控えめで、甘くクリーミーな口当たりが特徴。
バーやカフェで提供されることが多く、特に秋冬のメニューとして親しまれています。
甘さとほろ苦さのバランスがよく、お酒が強くない方でも楽しみやすいカクテルです。
チョコレートとオレンジの組み合わせは、製菓の世界でも定番。
コアントローはオレンジの果皮由来の香りがチョコの風味を引き立てるため、相性は抜群です。
三宮のBARで実際に飲んだ話
私が神戸・三宮にある「BAR A-SOLUTIONS」でコアントロー・ショコラ・オレを飲んだのは、少し肌寒くなってきた秋の夜のことでした。 グラスを手にすると、まずオレンジの香りがふわりと立ち上がってきます。
一口飲むと、チョコレートやミルクの濃厚な甘さの中に、シナモンやスターアニスの香りがふわっと広がりました。
クリーミーな飲み口で、アルコールの刺激をほとんど感じないまま温かさが体に染みわたる感覚です。
「美しすぎて味わうのがもったいない」と感じましたが、ひとくち飲んで一気にその考えが吹き飛びました。
デザートワインに近いような体験で、食後に楽しむのにも最適だと感じています。
こうした本格的なバーで飲むコアントロー・ショコラ・オレは、それだけで特別な時間になります。
コアントロー・ショコラ・オレの作り方
材料と分量
1人分の材料は以下の通りです。
- コアントロー:30ml
- 牛乳:150ml
- ホットチョコレート(ミルクまたはビター):大さじ2
- シナモンスティックまたはシナモンパウダー:適量
- ホイップクリーム:お好みで
コアントローの量は30mlが標準ですが、甘みを強くしたい場合は20mlに減らしても十分楽しめます。
チョコレートはカカオ分高めのビターを使うと、オレンジとの対比がより際立ちます。
作り方の手順
- 鍋または電子レンジで牛乳を温めます。沸騰直前(約70~80℃)が目安です。
- 温めた牛乳にホットチョコレートを溶かし、よく混ぜます。
- 耐熱グラスにコアントローを注ぎます。
- ホットチョコレートをゆっくり注ぎ、軽くステアします。
- お好みでホイップクリームを乗せ、シナモンを振りかければ完成です。
シェーカーや特別な道具は不要で、耐熱グラスがあれば自宅で簡単に作れます。
美味しく作るポイント
牛乳は温めすぎないことが大切です。
沸騰させてしまうとコアントローのフレッシュなオレンジ香が飛んでしまうため、湯気が出てきたら火を止めるタイミングが目安になります。
チョコレートはミルクチョコよりもビターチョコの方が、コアントローのオレンジ香との相性が際立ちます。
市販のホットチョコレートの素を使う場合は、砂糖少なめのタイプを選ぶとバランスが整います。
シナモンスティックをマドラー代わりに使うと、香りがカップ全体に広がって一層楽しめます。
コアントローを使ったほかのチョコ系カクテル
コアントロー×チョコレートの組み合わせはショコラ・オレだけではありません。
少し応用するだけで、違った表情のカクテルが楽しめます。
コアントローコールドブリュー(コーヒー×チョコ系)
水出しコーヒー(コールドブリュー)にコアントローとココナッツミルクを合わせた冷たいカクテルです。
コアントロー40ml・水出しコーヒー80ml・ココナッツミルク20mlをシェーカーで合わせ、氷を入れたグラスに注ぎます。
チョコレートを直接使うわけではありませんが、コーヒーの苦みとオレンジの香りが絡み合い、チョコレートフレーバーコーヒーのような複雑な余韻が楽しめます。 夏の午後や仕事終わりのリフレッシュにも向いています。
かすみ草(カカオ×コアントロー×レモン)
コアントロー30ml・カカオホワイトリキュール30ml・レモンジュース15mlをシェーカーで合わせ、クラッシュドアイスを入れたグラスに注ぎます。
「かすみ草」という名を持つ、ちょっと珍しい組み合わせのカクテルです。
レモンの酸味がキュッと効いた、大人のレモンチョコレートのような味わいになります。
甘さはそこまで強くなく、デザートカクテルが苦手な方でも挑戦しやすい一杯です。
ホワイトレディ(ジン×コアントロー)
チョコレートとの直接の組み合わせではありませんが、コアントローの代表的スタンダードカクテルとして紹介します。 ジン30ml・コアントロー15ml・レモンジュース15mlをシェーカーで合わせるシンプルなショートカクテルです。
コアントローのフルーティな甘みとジンのキレが調和した、上品な一杯。
チョコ系のカクテルに慣れたあとで飲むと、コアントローの多彩な表情が実感できます。
コアントロー×チョコレートのスイーツ活用
コアントローはカクテルだけでなく、お菓子作りにも幅広く使われています。
チョコレートとの相性が特に良く、プロのパティシエも愛用するリキュールです。
ガトーショコラ・トリュフへの使い方
ガトーショコラの生地に大さじ1程度のコアントローを加えると、チョコレートの重みがすっきりとした柑橘のニュアンスで引き立ちます。
チョコレートだけでは重くなりがちな生地に、コアントローが抜け感をプラスする役割を担います。
生チョコトリュフの場合は、ガナッシュを作るときに生クリームと一緒にコアントロー小さじ1〜2を加えます。
口に入れたとき、最後にふわっとオレンジが香る仕上がりになります。
ボンボンショコラ・オランジェット
ボンボンショコラ(チョコレートボンボン)のガナッシュにコアントローを加えると、口溶けのよいなめらかなフィリングが完成します。
プレゼント用やバレンタインのお菓子にも向いています。
オランジェット(砂糖漬けオレンジのチョコがけ)にも、チョコレートを溶かすときにコアントローを少量加えると、オレンジとチョコのコクが一層深まります。
市販のオレンジピールを使えば手軽に作れます。
製菓用コアントロー54°について
一般的なコアントロー(アルコール度数40%)の他に、製菓・製パン向けに作られた「コアントロー54°」が存在します。 通常版よりオレンジのエッセンシャルオイルを約8倍多く含んでいるため、少量でも香りが強く出ます。
また、焼いた後でも香りが残りやすいのが特長で、マドレーヌや焼きガナッシュタルトなどの加熱レシピに向いています。
ペットボトル入りで製菓材料店や業務用ルートで購入できます。
家庭でも本格的な香りを出したい場合は検討してみる価値があります。
コアントローとは?基礎知識

コアントローはフランス・ロワール地方のアンジェで1849年に創業したコアントロー社が造るホワイトキュラソー(透明なオレンジリキュール)です。
創業から約四半世紀を経た1875年、現在のコアントロー(リキュール)が確立され、世界に広まりました。
スイートオレンジとビターオレンジの果皮を蒸留し、水・アルコール・砂糖のみで仕上げた、香料・着色料を一切使わないリキュールです。
アルコール度数は40%とリキュールの中では高めですが、カクテルに使う量は少量なので日常的に楽しみやすいお酒です。 「ハート・オブ・カクテル」と呼ばれることがあるほど汎用性が高く、世界中のバーに必ず1本置かれているとも言われます。
マルガリータ・コスモポリタン・サイドカーなど数多くのカクテルに使われる定番中の定番リキュールです。
お菓子作りにも使える「コアントロー54°」が製菓向けに展開されており、プロのパティシエにも広く使われています。
家に1本置いておくだけで、カクテルも焼き菓子も一気に幅が広がります。
まとめ
コアントロー・ショコラ・オレは、ホットチョコレートとオレンジリキュールを合わせた、体が温まる大人のデザートカクテルです。
この記事でまとめた内容を振り返ります。
- コアントロー・ショコラ・オレはコアントロー+温かいミルク+チョコレートで作るホットカクテル
- 実際にバーで飲むと、シナモン・スターアニスの香りと濃厚なクリーミーさが楽しめる
- 自宅でも耐熱グラス1つで手軽に作れる
- コアントローはショコラ・オレ以外にも、コールドブリューやかすみ草など応用が多彩
- スイーツには、ガトーショコラ・トリュフ・ボンボンショコラとの相性が抜群
- 製菓向けには「コアントロー54°」という専用品がある
コアントローは1本あれば、カクテルからお菓子まで幅広く楽しめるリキュールです。
甘くて体が温まる一杯を探しているなら、コアントロー・ショコラ・オレをぜひ試してみてください。
