こんにちは。
突然ですが、先日「焼酎って、こんなに美味しかったっけ?」という体験をしました。
キッカケは、旅先の宮崎で出会ったチキン南蛮と焼酎を合わせた瞬間。そして「チーズ饅頭×焼酎」という衝撃の組み合わせに気づいた時です。
今回の旅先に宮崎を選んだ理由は、自分の酒の守備範囲を広げるためです。
私が現在よく飲み、知識を身につけているのはビール・ワイン・日本酒です。
ただ現在勉強中のSAKE DIPLOMAでは、焼酎も重要なテーマで試験にも出題されるため、それならいっそ現地で学んでみよう!ということで、今回の旅のコンセプトは、「焼酎を学び飲み尽くす」ことです!
どんな焼酎に出会えるのか。どんな違いがあるのか。
普段あまり飲まないからこそ、すべてが新鮮で既にワクワクが止まりません。
焼酎はあまり飲まない方も、ぜひ一緒にこの旅を楽しんでいただけたら嬉しいです。きっと読み終わる頃には、焼酎に対するイメージが変わっているはずです。
目次
✈️安定のモーニングビール!酒旅スタート!

ということで、今回も伊丹空港に到着しました。
旅の始まりといえば、やっぱりこれ。
モーニングビールです。
時刻はまだ朝9時過ぎ。さすがに普段なら飲まない時間帯ですが、これも旅の醍醐味です。
「朝から飲むなんて…」という気持ちがゼロではないものの、今日は日曜日。多くの人がまだ休日モードということもあり、ほんの少しだけ罪悪感は軽めです。
しかしビールを口にした瞬間、スイッチが切り替わります。
「ああ、旅が始まったな」と実感する、この瞬間がたまりません。
そうこうしているうちにフライトの時間が近づき、飛行機へ。
宮崎までは約1時間と、あっという間の空の旅です。
そして到着してまず感じたのが、暖かい空気の違い。
南国らしい木々が立ち並び、一気に旅の気分が高まります。
空港から電車に乗って15分ほどで、宮崎駅へ到着しました。
さて、旅の楽しみといえばやはり「現地の食と酒」。
今回は焼酎を学ぶ旅なので、さっそく宮崎の焼酎をいただきます。
🪄宮崎マジック!?さっそく焼酎の旨さと食に衝撃!

さっそくランチ、というより昼飲みのため訪れたのは、宮崎駅構内にある「炎の舞 らいく」さん。
駅ナカながら、美味しくてリーズナブルという評判のお店です。
そして宮崎駅に到着してまず驚いたのが、昼から飲めるお店の多さ!
しかも1,000円前後で楽しめる「ちょい飲みセット」が充実していて、到着早々テンションが一気に上がりました。
こちらで注文したのが「ほろ酔いセット」(1,250円+税)。
ドリンク1杯に加えて、カツオの藁焼きやだし巻き、おすすめ三品が付くという内容で、かなりお得感があります。

ドリンクは当然ながら焼酎をいただきます。
最初に選んだのは「宮崎限定の霧島」。
普段あまり焼酎を飲まないので、どんな味わいなのか期待が高まります。
運ばれてきたセットは、まさに酒飲みのためのプレート!
お豆腐やポテトサラダ、ひじきなど、優しい味わいの小鉢が並び、そこに焼酎を合わせていきます。
一口飲んでまず感じたのは、やわらかな甘み。
想像していたよりもずっと飲みやすく「焼酎ってこんなに優しい味わいなんだ」と、いきなり印象が変わりました。

そして2皿目が到着。
カツオの藁焼き、だし巻き、さらにエビまで乗った豪華なプレート!
これでこの価格は、正直かなり驚きです。
早速、宮崎名物のカツオの藁焼きをいただきます。
たっぷりのニンニクと薬味をのせて一口。
…ここで、さらに驚きがありました。
焼酎と刺身、こんなに合うのか…!
これまで「刺身には日本酒」と決めていた自分の中の常識が、一気に崩れました。
藁焼きの香ばしさと焼酎のすっきりとした後味が見事に重なり、むしろ軽やかに食べ進められる感覚。
さらに宮崎特有の甘めの醤油と、焼酎のほのかな甘みが絶妙にリンクして、どんどん箸が進みます。
そして最高だったのがチキン南蛮。
しっかりとした甘酢とタルタルソースのコク。
普通なら重く感じそうな一皿ですが、焼酎を合わせると不思議とスッと流れていきます。うまい!

肉料理も、魚も、全部合う!何を食べても焼酎に合う!
これはもう、宮崎マジックとしか言いようがありません。
気づけばお酒がなくなってしまったので、思わず2杯目へ。
せっかくなので、中2くさい名前が気になる「天孫降臨」を注文。
こちらも芋焼酎ですが、するっと飲めて後味にほんのりとした芋の甘み。
正直、まだ細かい違いを語れるほど焼酎に詳しいわけではありませんが、ただひとつ確かなのは、「焼酎、めちゃくちゃ面白い」ということ。
こうして、いきなり当たりを引いた宮崎の昼飲み。
こちらのお会計は「ほろ酔いセット」と「天孫降臨」で1,760円でした。
ほろ酔いセットにはとろとろのお豆腐やエビ、甘めに煮た豚肉もついており、これだけでお腹はいっぱい!
酔い具合も良い感じで、宮崎の名物を少しずつ堪能できる非常に満足度の高い昼飲みでした。
この旅では、まだまだ焼酎の魅力を深く知っていきたい。
そんな期待を胸に、次は酒蔵見学へ向かいます。
🫢焼酎だけじゃない!?酒のテーマパークに参戦!

宮崎駅からバスで1時間ほどゆられ、「綾自然蔵見学館」に到着しました。
まず訪れた売店を見て驚き!焼酎を学びに来る目的でしたが、なんとここには日本酒、ワイン、リキュールまで揃っているという充実ぶり。
しかも無料で楽しめるという…驚きです!
後でじっくり楽しまなくては…と気持ちを抑えつつ、まずは酒蔵見学へ向かいます。

そして、いよいよ焼酎の世界に踏み込みます。
見学はまず映像視聴からスタート。
小さなシアターのような空間で観る焼酎づくりのムービーは、想像以上にクオリティが高く思わず見入ってしまいます。
改めて工程を見て感じたのは、日本酒との共通点と違いの面白さ。
麹や酒母づくりまでは似ていますが、決定的に違うのが「二段仕込み」。
一次仕込みのあと、二次仕込みで芋や麦などの主原料が加わるという流れです。
さらに、日本酒にはない「蒸留」と「熟成」。
普段ワインや日本酒に触れているからこそ、違いがより鮮明に理解できました。
試験対策としてもかなり優秀な内容で、テキストだけでは見えにくい部分が映像で一気にクリアになりました。
見学の後半では、貯蔵庫へ。
そこに並んでいたのは、ずらりと並ぶ熟成中の樽。
まるでワイナリーのようで、「焼酎=無色透明」というイメージが覆されます。
しかも使用されているのはオーク樽で、ワインと同じ素材が使われている点も驚きでした。
甕で熟成されたものもあり、こちらはミネラル感が際立つ味わいになるとのこと。
熟成容器によって味わいが変わる点はワインとも共通しており、焼酎の奥深さを感じるポイントでした。
また宮崎ではロックで飲む文化があるため、アルコール度数は20度が主流。
県外向けの25度とは違う、土地ならではの飲み方も印象的です。
🥃無限に飲める!?テンション爆上がりの試飲タイム

ついにやってきました!お楽しみの試飲タイムです。
まず驚くのが、この試飲スペース。
広々としていて開放感もあり、ここで飲めるだけで既に満足度が高い。
…ですが、本番はここから。
雲海ビールは4種類あり、1人2杯までOK。
さらに焼酎は4種類が、まさかの飲み放題!
これはもう遠慮している場合ではありません。
まずはビールから。
ラインナップは、ラガー・アルト・ケルシュ・宮崎日向夏の発泡酒です。
せっかくなのでケルシュをチョイス。
一口飲むと、すっきり軽やかで飲みやすく、これは完全にチェイサーです。
しかも軽いおつまみまで用意されているという至れり尽くせり感。
飲みの導線が完璧すぎる…。
そして、いよいよ焼酎へ。
まずは普段あまり飲まない蕎麦焼酎「雲海」からいただきます。
一口飲むと、25度らしいしっかりとしたアルコール感。
芋焼酎のような甘みは控えめで、ドライでスッキリした印象ですが、これはこれでかなり飲みやすい…
気づけば、ビール→焼酎→ビール→焼酎という無限ループがスタートしていました。

ここでせっかくなので、芋焼酎を飲み比べてみます。
有名な「木挽BLUE」だけでなく、「日向木挽 黒」や「日向木挽」も揃っているので違いを体感できます。
まずは「木挽BLUE」は、軽やかでスッと入る、まさに王道の飲みやすさです。
続いて「日向木挽 黒」は一気に印象が変わり、コクと厚みがしっかり感じられる焼酎らしい焼酎。
さらに「日向木挽」は、より辛口でキレのある味わいでした。
こうして並べて飲むと、ようやく微妙な違いがわかります。正直、単体で飲んでいたら気づけなかったレベルなので、このわかる瞬間がめちゃくちゃ面白い。
そして気づきます。なぜここにビールがあるのか。
リセットできるからです。
焼酎だけだと気づかないうちに進んでしまうところを、ビールで一度整えることで、また焼酎が進む。
ビールをチェイサーにしながら、しっかり焼酎4杯をいただきました!

いかがでしたか?
私の中で焼酎のイメージはすでに大きく変わりました。
強い・単調という今までの印象は、いい意味で裏切られ、料理との相性の幅広さや造りの奥深さ、飲み方による表情の違いなど、知れば知るほど面白い世界が広がりました。
そして何より、現地で飲むお酒の美味しさは格別。
その土地の空気、食、文化と一緒に味わうことで、お酒の魅力は何倍にも膨らみますね。
とはいえ、旅はまだ序章にすぎません。
この後も宮崎ならではのペアリングなど、まだまだ魅力的な出会いが待っています。
ここまで一緒に旅していただき、ありがとうございました。
