令和の米騒動...、まだ記憶に新しく、酒造業界にも影響を与えました。そんな中、群馬県の牧野酒造は、政府が放出した2020年度産の備蓄米を使ったお酒造りに挑戦しました。その名も、「大盃 古古古古古米 純米酒」
店頭に陳列したお酒を見た時、ニワトリのラベルが目に飛び込んできました。よくみると、「古ヶ古ッ古ッ古ッ古(コヶコッコッコッコ)」とニワトリが鳴いているではないですか。
牧野酒造は、マッチョシリーズを始め、いつもユニークなラベルですが、今回も同酒造らしいユニークさが表れており、心が鷲づかみにされてしまいました。
目次
2024年からの米不足
2024年は酒造業界においても米不足で、酒米が足りなくなり、深刻な影響を受けました。そんな中、牧野酒造は、2025年秋に不足分を補うため、2020年産(令和2年)の備蓄米を購入したそうです。
その備蓄米は、玄米の品質はさほど落ちていなかったそうですが、それでも5年前の米を使った酒造りの経験は未知数だったそうです。
しかしながら、同酒造は備蓄米を使った酒造りに色々と試行錯誤と検討を重ねた結果、備蓄米の特性に合わせた麹を作成、そして発酵や水分調整を管理した上で、旨味を引き出すことに成功しました。
古古古古古米 純米酒の特徴

古古古古古米 純米酒の精米歩合は70%で、アルコール度数は14度。
同酒造が作るお酒の特徴は、米を削りすぎない低精米での醸造技術により、お酒の旨味を引き出しています。
筆者は、同酒造のお酒ではマッチョシリーズをよく飲んでいるのですが、古古古古古米 純米酒においても同酒造らしい香り、テイストが出ており、特にこのお酒では、微発酵感による爽やかさに加え、メロンやバナナのようなフルーティーさを感じます。
古古古古古米は、生酒と火入れの2種類があります。
生酒はフレッシュな風味と舌をパチパチとガス感が走り、スカッと爽快なキレを感じる後口。
火入れはパストライザーによる火入れ方法であるため若干のガス感を残しつつも、後口に向かって穏やかにふくらむ余韻が感じられます。
商品紹介

商品名:大盃 純米 古古古古古米
製造者:牧野酒造 群馬県高崎市倉渕町
使用米:令和2年度産備蓄米
製造歩合:70 %
アルコール度数:14度
政府保有在庫の放出終了により再現不可能となった最初で最後となる純米酒。
3000本限定販売とのことで、早めにゲットするのがよさそうです。
