こんにちは。ワインエキスパートのMANA WINEです。
突然ですが、昼から外でお酒を飲むって罪悪感ありませんか?
でも、堂々と野外昼飲みが楽しめるイベントがあるんです。
それが「おおさかワインフェス」という関西を中心としたワイナリーが集まるイベントで、開催時間は日曜の11時〜16時です。
周りを見渡せば、みんなグラス片手に笑顔。
青空の下、心地よい風を感じながら昼からワインを楽しむ、自由で開放的な雰囲気…なんて「大正解&最高の休日」でしょう!
今回は数あるワインの中から、あなたに飲んでほしい!おすすめ5選を紹介します。
一緒に昼から飲める幸せを噛みしめながら、とっておきの一杯を探しにいきましょう!
目次
🔥熱気!人!良い香り!まさにフェス!

まずは会場の様子とイベントのシステムについて紹介します。「おおさかワインフェス」は、事前にチケットを購入して参加するスタイルのイベント。
当日は受付でチェックインを行い、プラスチック製のワイングラス・チケット・会場マップ・ワインリストを受け取ります。
チケットは1枚100円×30枚綴り(合計3,000円分)で、各ワイナリーでワインを注文する際に、このチケットを使っていくシステムです。
足りなくなった場合は、100円単位で追加購入も可能。
ワインの価格は1杯500円から1,000円を超えるものまであり、4〜5杯前後しっかり楽しめます。出展しているのは全部で14ワイナリー。
関西のワイナリーが中心ですが、今回はゲストとして四国から2つのワイナリーも参加していました。

そして何より驚いたのが、会場の熱気!
私は開始時間の11時よりも前に到着するように向かったのですが、最寄り駅に降り立った瞬間すでに人の多さにびっくり。
こぢんまりとした駅に人、人、人…この日は明らかに様子が違います。
そして会場に近づくにつれて、その熱量はさらに増していきます。
まだスタート前にも関わらず多くの人が集まっており、皆さん明らかにやる気満々!
そして漂う炭火焼の香ばしい香り。
このイベントは食にもこだわっており、フレンチやイタリアン、スペインバル、創作料理などジャンルも幅広く本格的!
ムール貝の白ワイン蒸し、エビのコンフィやアヒージョ、牛スジ煮込みの甘ワイン煮などワインにぴったりの料理がバッチリ揃っています。
どのブースからも美味しそうな香りが立ち上っており、いるだけで食欲と飲みたい欲がどんどん刺激される空間。
この時点で、ここは天国と確信しました!
🏝️高知でワイン!?予想以上のクオリティ「井上ワイナリー」

さて、いよいよ一杯目。せっかくなのでまずは普段あまり飲んだことのないワインから攻めます。選んだのは、高知にある「井上ワイナリー」の「tosa cavatina醸し甲州」(600円)。
甲州を使った醸しスタイルということで、少しオレンジワインのようなニュアンスもあるのかと想像しながら、まずは香りを取ります。
グラスに顔を近づけると、爽やかな柑橘の香りがふわっと広がり、この時点でかなり好印象です。
そして、いよいよ一口。
まず感じたのは、キリッとした酸の心地よさ。通常の甲州と比べても酸の輪郭がしっかりしていて、とてもフレッシュな印象です。
これは乾杯の一杯にぴったりで、すっと体に入ってくる軽やかさがあり、気づけばどんどん飲み進めてしまいます。
通常の甲州もいただいてみることにしました。
こちらは一転して、よりクリアでストレートな味わい。醸しと比べると苦味や厚みは控えめで、甲州らしいピュアさが際立っています。
同じ甲州でも、造り方でここまで表情が変わるのかと驚かされます。
醸しは個性がしっかりと出ていて飲みごたえがあり、通常の甲州はすっきりとした飲みやすさ。最初から最高のスタートです!

そしてここで、パンを購入!
ナッツやドライフルーツが入ったハード系のパンです。
私、この組み合わせが大好きなんです。
「酒を盗む」と書いて「酒盗」という珍味がありますが、私にとっての酒泥棒はまさにコレ!
ハード系のパンにチーズをのせて、そこに白ワインを流し込む…最高です!
もうこれだけで、無限に飲めます。
ナッツのコク、パンの香ばしさ、チーズのまろやかさに、甲州の爽やかな酸が重なって…気づけば1杯目はあっという間に空に。
高知のワインは初めていただきましたが、しっかり甲州らしい個性があり、クオリティの高さに驚きました。
☀️朝から飲めるワイン!?「飛鳥ワイン」

次にいただいたのは、大阪「飛鳥ワイン」の「飛鳥デラウェア」(500円)です。
デラウェアといえば、全国的というよりは関西圏で多く栽培されている白ぶどう品種です。
味わいとしてはかなりライトで、わかりやすい個性が前に出るタイプではないのですが、どんなシーンにもすっと馴染む懐の広さがあります。
この主張しすぎない感じがデラウェアの魅力なんですよね。
まさに朝からでも飲めてしまいそうなほど軽やかでスッキリとした味わい。
そして、気づいたらグラスが空いているタイプのワインです。

そして「飛鳥マスカット・ベーリーA」もいただきました。香りを嗅ぐとマスカット・ベーリーAらしいイチゴやキャンディのような甘い香りがふわっと広がります。
ただ、実際に飲んでみると、しっかりと酸があり味わいは意外とすっきり。この香りと味のギャップがマスカット・ベーリーAの面白いところで、食事にも合わせやすいバランスです。
そしてここで、ちょっとした事件が。
一緒に来ていた方が貝ヒモを持参しておられ、「どうぞ」と。
ワインに貝ヒモ!?
貝ヒモは大好物ですが、貝ヒモには日本酒と思っていました。
口の中で大事故が起こるのではとハラハラしながら、マスカット・ベーリーAと合わせてみることに。すると――これが意外にも合う!
貝ヒモの旨みと塩気に、ワインの酸とほのかな果実味がうまく重なって、すっきりとまとめてくれる感覚…かなり衝撃でした!
こういう思い込みが崩れる瞬間って、やっぱり楽しいですね。
マスカット・ベーリーAの新しい一面を感じられた1杯でした。
🩷可愛いピンクにテンションUP!ナチュール系「木谷ワイン」

続いて選んだのは、奈良の木谷ワイン。
いただいたのは、「Take It Easy」をもじったネーミングが印象的な「Take Orange Easy♪」(500円)というオレンジワインです。
グラスに注ぐと、まず目を引くのがなんとも可愛い色!
野外の光でキラキラ輝いている様子は、見ているだけでテンションが上がります。
そして香りを取ると、これがかなり個性的。一般的な白ワインのフレッシュで華やかな香りとは少し違って、どこか落ち着きのある奥行きを感じる香りが広がります。
実際に飲んでみると、第一印象は優しい酸味が印象的です。
見た目からもう少し可愛らしい味わいを想像していたのですが、後味にはしっかりとした旨みとコクが残り、じわっと広がっていきます。
このじっくり飲みたくなる感じは、なかなか良いです。
さっきまでの軽やかな白とは違って、ゆっくり向き合いたくなる一杯です。

こちらの赤ワインもいただきました。
やや濁りのある外観で、複数品種をブレンドしたアッサンブラージュです。
飲んでみるといわゆる重厚な赤ワインとは少し違って、オレンジワインに近い軽やかさと柔らかさを感じます。
しっかりとした味わいはありつつ重すぎないバランス感が絶妙で、どんな料理にも寄り添えそうな懐の深さがあります。
ナチュール系らしい少しラフで自由な印象もあって、飲んでいてすごく楽しいワインでした。
そしてここでも、やっぱり合わせたくなるのがパンとチーズ!
バゲットにクリームチーズをのせて、そこにワイン。
やっぱりこの組み合わせ、間違いない!
なんでチーズとハード系のパンとワインはこんなに合うのか…
気づけばまたグラスが空に。
ゆっくり飲もうと思っていたはずなのに、美味しいもの同士を合わせると、やっぱり一瞬でなくなってしまいます。
🍣醤油のワイン!?「湯浅ワイナリー」

そして次に向かったのは、和歌山の「湯浅ワイナリー」。
いただいたのは、名前からして気になる「SHOW YOU(赤)2023」(500円)です。
醤油に合う赤ワインというコンセプトで造られているワインです。
湯浅といえば、日本の醤油発祥の地としても有名な場所。その土地らしさを活かした、非常にユニークな一本です。
赤ワインに醤油…合う…?
半信半疑でまず香りを取ってみると、しっかりとした果実感に加えて、どこか旨みを感じるニュアンス。
単なるフルーティーさだけではなく、少し奥行きのある印象です。
これは試してみるしかない!とここでも貝ヒモを合わせてみます。
醤油に合う赤ワインなら…と期待して食べると、これが意外といける。
貝ヒモの旨みと塩気に対して、赤ワインの果実味と酸が重なり、ほんのり甘みを感じるような不思議なバランスに。
赤ワイン×貝ヒモという組み合わせ自体が新鮮ですが、違和感どころか、ちゃんと成立しているのが面白い。
改めて感じたのが、土地のストーリーを反映したワインの面白さ。
湯浅という土地、醤油という文化から生まれたこの一本。
なただの変わり種ではなく、ちゃんと意味があるのが素晴らしいです。
こちらのワイナリーは見学や試飲もできるとのこと。
これはもう、次は現地に行って飲まなくては!
🍷大阪ワインといえばコレ!「カタシモワイナリー」

そして最後にいただいたのは、やはり大阪で欠かせない存在「カタシモワイン」です。
締めの一杯ということで、ここはセオリー通り。
軽やかな白からスタートして、最後はしっかりした赤へ。
選んだのは、「カベルネ・ソーヴィニヨン木樽熟成 2023」(800円)。
カベルネ・ソーヴィニヨンといえば、一般的には色も濃くどっしりとしたフルボディのイメージですが、こちらはグラスに注いだ瞬間から少し印象が違います。
色合いがやや軽やかで、重すぎない。
いわゆるボルドーの重厚なカベルネと違った印象です。
香りを取ると、しっかりとした樽のニュアンス。マスカット・ベーリーAのようなチャーミングさでなく、落ち着いた大人っぽい香りが印象的です。
そして一口飲むと、しっかりドライでほどよい渋み。
それでいて重すぎず、スッと飲めるバランスの良さがあります。
ここで合わせたのが、なんとゴーヤのチップス。
これが…驚くほど合う!
改めてカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴は、ピーマンのような青っぽいニュアンスです。それがゴーヤの苦味と見事にリンクして、口の中で一体感が生まれます。
「赤ワインにゴーヤ?」と思うかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください!

さらに、同じくカタシモワインの「利果園マスカット・ベーリーA(2023)」もいただきました。
こちらもしっかりと樽が効いたスタイル。
マスカット・ベーリーAといえば、フルーティーで軽やかなイメージがありますが、この一本はそこに熟成感と奥行きが加わっています。
冒頭に飲んだ果実味を楽しむタイプとは全く別物で、仕上げでここまで印象が変わるのかと驚かされる1杯。
甘い香りの奥に、樽由来のニュアンスや複雑さがあり、しっかりとした料理にも合わせやすい仕上がりです。
同じぶどう品種でも、造り手によって表情がまったく変わるのを体験できるのが、このイベントの面白さです。
軽やかさ、重厚さ、フルーティーさ、熟成感…すべてが混ざり合って、日本ワインの奥深さを改めて実感する締めの一杯となり、ちょうど5杯でチケット3,000円分を使い切りました。

会場ではトークイベントも開催されていました。ワイナリーの方々が登壇し、実際のワイン造りについて語ってくれるのですが、これが面白い。
ぶどう栽培の苦労や、気候との向き合い方、商品ができるまでの裏側など、普段なかなか聞くことのできないリアルな話がたくさん詰まっています。
日本の土地で、日本の造り手が手がけているからこそ感じられる距離の近さと臨場感。野外フェス感があって良いですね!
ふと周りを見渡すと、まだお昼の13時頃にも関わらず、会場のあちこちで、すでにいい感じに仕上がっている人たちがちらほら。
芝生や河川敷に座りながら、思い思いにワインを楽しんでいる様子は、なんとも自由で、ゆったりとした空気に包まれています。
この自由な感じが、本当に心地いい…

いかがでしたか?
お昼から青空の下、周囲の方々も飲んでいるので堂々とワインを楽しめる時間…これぞ天国です。
周りの方々が楽しそうに語らい飲む様子で、こちらも楽しくお酒がどんどん進みます。こういう休日…最高です。自由な雰囲気も含めて「おおさかワインフェス」は非常に満足度の高いイベントでした。
あなたも一度、野外でのお酒イベントに足を運んでみてはいかがでしょう?
きっと、昼飲みにハマること間違いなしです🍷
また素敵なイベントをレポートしていきます。
