さて、今回は少し趣向を変えて、「キリン 氷結®無糖」シリーズとコンビニ料理のペアリングを試してみたい。
外食をする気分でもなく、でも家で一杯やりたい夜というのは、割とよくある。そんなとき、コンビニで総菜をひとつ手に入れて、缶チューハイを合わせる。そういう小さな楽しみ方を、もう少し掘り下げてみよう。
目次
【氷結®無糖シリーズについて】
累計18億本(350ml換算)——2026年2月末時点でのこの数字が、「氷結®無糖」の現在地を物語っている。過去20年間にキリンが新発売したRTDブランドの中で、最速での到達だという。誕生は2020年。糖類・甘味料を一切使わず、甘くなくスッキリ爽快なおいしさを追求したチューハイとして世に出て、早6年だ。
甘さに頼らずに果実のおいしさを伝える、というのは一見すると難しそうに思えるが、このシリーズはそれを果汁の品質へのこだわりで実現している。余計なものを足さないからこそ、果実本来の味がまっすぐ届く、ということではないだろうか。
ちなみに、キリンビール株式会社が7月にリリースした調査に拠ると、「年々の気温上昇によって、夏に求めている食べものや飲みものの好みが変わったか」という質問に、約半数が「大きく変わった」「やや変わった」と回答しているようだ。
更に「真夏の猛暑日に飲むお酒について、重視するもの」について聞くと、「喉ごしが良い」(42.8%)が最も多く、「後味がスッキリしている」(40.7%)、「爽快感がある」(31.3%)、「食事に合う」「炭酸感がある」(ともに28.3%)と続いた。
こうした背景の中で、「キリン 氷結®無糖」シリーズは現代の夏にマッチした商品として需要が高まっているのだろう。
では、早速ペアリングをしていこう。
【1杯目】
「キリン 氷結®無糖 グレープフルーツ ALC.7% 」 × 「温玉+麻婆豆腐丼」

まずはグレープフルーツから。「氷結®無糖 グレープフルーツ ALC.7%」は、心地よいグレープフルーツの香りと果実感が前に出て、後味もスッと引いていく飲み口が特徴だ。甘さを排したぶん、グレープフルーツ本来の爽やかな苦みと酸味が際立ち、飲むたびにリセットされるような清涼感がある。
これに合わせたのが、コンビニの麻婆豆腐丼に温玉を乗せたお手軽な一品。豆板醤の辛みに花椒のしびれ、甘みを帯びた香味が重なる麻婆に、とろりとした温泉卵が乗った一品だ。辛さとコクの両方が重なる分、単体ではかなり食べ応えがある。温泉卵を崩して絡めると、全体がまろやかになり、それでいて料理としての濃さはしっかり残る。
口の中に麻婆と卵のまろやかなコクが広がるところへ、グレープフルーツの厚みのある果実感が入ってくる。甘さのないお酒でありながら、グレープフルーツ特有の苦みと酸味が、こってりした余韻をきれいに流してくれる。温泉卵でマイルドになった辛みを受け止めながら、後味をすっきりと整えてくれる、印象的な組み合わせだ。
【2杯目】
「キリン 氷結®無糖 レモン ALC.7%」 × 「肉じゃが」

続いてレモンにいこう。「氷結®無糖 レモン ALC.7%」は、バランスのとれたレモン感とスッと切れる後味が持ち味だ。キリッとした酸味に、クリアな口当たり。でも食事中に飲んでも味の邪魔をしないという、主張控えめな強さがある。
合わせたのは、コンビニの肉じゃが。醤油とみりんの甘じょっぱい味付けに、だしのコクが染みた、日本の家庭料理の定番である。ほっとする美味しさではあるが、甘みとこってり感が残りやすく、食べ進めるうちに口あたりが少しだけ重くなってくる。
そこにレモンの爽やかな酸味が入ると、肉じゃがの甘みやだしのふくよかなコクをほどよく洗い流し、後味がすっと軽くなる。甘じょっぱさとレモンの酸味はともすれば喧嘩しそうだが、無糖ならではの余分な甘さのなさが功を奏して、食材の味を整えるような働きをしてくれる。煮物との相性として、これは案外気持ちのいい発見だった。
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コンビニ料理とチューハイの組み合わせ、と聞くと少し気軽な印象を受けるかもしれない。しかし、「氷結®無糖」シリーズの飲み飽きない味わいは料理を選ばず、相手の味を引き立てることができる。
仕事帰りにコンビニであっても、飲みたい気分なら無糖を合わせる夜があってもいい。
