今回は、スペインのカクテル“サングリア”をモチーフにしたサッポロの“和製サングリア”がコンセプトのユニークな酎ハイ「和製サングリア 赤ワインと佐藤錦」を試してみました。フルーティーで華やかなサングリアは、スペイン在住時によく飲んだドリンクです。
目次
ベースのお酒は?
スペインのサングリアは、赤ワインがベースのものが主流。それにフルーツ味の炭酸飲料とカットフルーツを加えます。変わり種として白ワインやスパークリングワインがベースのものがあります。
さて“和製サングリア 赤ワインと佐藤錦」の場合はどうでしょうか?表示を見ると、濃縮還元果汁(ぶどう(外国産))が一番最初に表示されています。輸入したぶどうの果汁で日本国内で醸造した赤ワインがベースです。
「佐藤錦」って何?
お相撲さんのようなネーミングの「佐藤錦」って何かなと思ったところ、山形県産のさくらんぼでした。“さくらんぼの王様”と呼ばれる人気の品種で、大正11年(1922年)に初めて実を付けたそうです。誕生にはストーリーもあります。佐藤栄助翁という方が、生みの親で岡田東作翁という方が育ての親。
事業に失敗し、南方ので広大な松林を開墾していた佐藤さんが、水はけがよすぎて生産量が少ないその土地で、趣味の果樹栽培の知識を活かし、さくらんぼの交配を行い、苗木を育成し原木を育てました。それを助けたのが、友人の岡田東作翁さんだそうです。
こういうストーリーを知ると、さらにおいしく感じます。
気になる味は?!
赤っぽいピンク色がかわいらしい見た目。味は、思いっきりさくらんぼです。ほのかに甘く酸っぱさもありジュースのように飲めます。アルコール分は3%。ジュースのようではありますが、しっかりアルコールです。甘いお酒ですが炭酸のおかげか後味はさっぱりしています。フルーツ好きな方に特におすすめです。