ドイツの首都・ベルリンを旅している途中、百貨店のフードコートでふと見つけた
「Berliner Spritzz」というメニュー。
メニュー名の下には「Das Berliner Original(ベルリンのオリジナル、根っからのベルリンっ子?)」と書いてあり、ベルリン名物で定番のカクテルなのではないかと想像したのですが…
さらに下に「Exklusiv KaDeWe」と百貨店の名前があり、この百貨店限定で提供しているカクテルなのだとわかります。
ベルリン名物ならと気になりましたが、ベルリンのビールを飲み終わったばかりなこと、値段が高そうで注文できず。
しかし、帰国してからもどんなカクテルなのかと気になり、調べてみました。
目次
「BERLINER GOLDSUSE」と「BERLINER Fassbrause」のマリアージュ
まず、使われているのは「BERLINER GOLDSUSE」というリキュールと、リックスドルファーの「BERLINER Fassbrause」というベルリン生まれのレモネードです。

BERLINER Fassbrauseについて調べてみると、ベルリンで1920年から愛されているリキュールだとわかりました。
1920年頃といえば、フランスなどヨーロッパでアール・デコ様式の美しいインテリアや建築が流行っていた時代。パッケージもアール・デコ様式の、レトロさとモダンさが共存するデザインです。
公式サイトでは200mlで約16ユーロ、約3000円と考えるとなかなかの値段だと思います。
「フルーティーでエキゾチックな味わい。甘いベリーとトロピカルなグアバが調和した絶妙な組み合わせ」とあるのですが、どのような味わいなのか想像ができません。とても甘く、果実味は強そうです。
しかも本物の金箔も入っています。注ぐだけで特別感が演出できそうですね。
高級ホテルやバー、通販などがメインの販路とのことで、一般的なスーパーでお目にかかる機会は少ないかもしれません。

カクテルには「BERLINER Fassbrause」というレモネードも使われています。
ファスブラウゼとは、もともとはノンアルコールビールがわりに開発されたもの。そのため麦芽の香りも感じられます。
このリックスドルファーのものはビールで有名なベルリナー・キンドル醸造所が販売しています。

偶然、ベルリン市内のスーパーで見かけたので購入。レモンの味はあまり強くないのですが、甘くて炭酸がしっかりしていて、カクテルの材料として使いやすそうです。
ノンアルコールでも飲み応えがあって、サンドイッチやチーズにもよく合いました。

メニューが置いてあったお店では、リキュール単品でオーダーすると40mlで4ユーロ。ソフトドリンク類は0.2Lで3.5ユーロほどだったので、8ユーロ以上はするのではないかと想像できます。この時のレートでですが、1杯1600円以上になるかもしれません。
ベルリンの生ビールが0.3Lで3.5ユーロのお店だったので、お店の中でもかなり高価格帯のカクテルになると思います。
百貨店の賑やかなフードコートで、デートや休日の特別感を味わうために飲むのでしょうか。注文する客層が気になります。少なくとも他のお客さんは、ワインやビールを飲んでいる人ばかりでした。
特別な時間を彩るベルリン生まれのカクテル

伝統的なドイツビールが愛されるベルリンで、「Berliner Spritzz」を注文する人はとてもおしゃれで通だなあと想像できました。
フードコートとはいえ百貨店のお店でしか公式では提供されておらず、それも特別感を加えてくれそうです。
ベルリンでドイツビールもワインもしっかり満喫したなら、次に飲んでみるのはこういったベルリンならではのカクテルかもしれません。
