ワインが好きなら、今度の旅行は「モルドバ」はいかがでしょうか?
ヨーロッパ東部、ロシアやウクライナにもほど近い国・モルドバはワインの名産地。日本でその名前を聞く機会は少ないかもしれませんが、実はワイナリー見学や自家製ワインを楽しむにはうってつけの国です。今回は、実際にモルドバを訪れて楽しむワインについてご紹介します。
目次
モルドバとは
モルドバは東ヨーロッパの内陸国。かつては旧ソ連の構成国のひとつでしたが、1991年に独立を果たします。首都はキシニョフです。
モルドバの国土は、ブドウの生産に適した肥沃な土地。なんと紀元前3000年以上前からワインづくりが行われている歴史を持ちます。国内には、ヨーロッパ各地の王室でも愛される王室御用達ワイナリーがあるほど。
1日中好きなときにワインを飲み、ワインのことを考えて旅行するというワイン好きにはたまらない時間を過ごすこともできるでしょう。
モルドバワインを試飲するならワイナリーツアーへ!
ワインが好きなら、国内に点在するワイナリーを見学し試飲を満喫しましょう。
首都キシニョフからアクセスがしやすいのは、郊外のコドル地区のワイナリー。キシニョフ中心部から車で30分ほどの場所です。複数の有名ワイナリーが位置するワインの産地となっています。
コドル地区にある「クリコバ(Cricova)」は全長120キロものワインセラーを持つワイナリー。観光客向けにワイナリーツアーを実施しています。カートに乗って地下を移動し、説明を聞きながらクリコバワインの歴史やおいしさの秘密を学びます。
ワインボトルがずらりと並ぶ空間は圧巻。ワイン好きにとってはテーマパークのような空間です。
製造過程やヴィンテージワインのセラーなど、たっぷり見学したあとはお楽しみの試飲タイム!金額によって試飲できるワインの種類が異なるものの、試飲時間内であれば好きなだけテイスティング可能です。おいしい飲み方のレクチャーを受けながら、自分のペースで試飲していきます。
酔っぱらわないよう、ナッツやクラッカーを適宜つまみながら楽しみましょう。
気に入ったワインがあれば、試飲後にショップで購入可能です。
自家製ワイン
モルドバでは、ワイナリーだけでなく一般家庭やゲストハウスなどで自家製ワインが作られていることもめずらしくありません。人々にとってワインは欠かせないお酒です。
ワインボトルではなく、ジュースや水が入っていたペットボトルに詰め替えた自家製ワインが冷蔵庫に。日本ではまず見かけない光景に驚くことでしょう。
家庭によって味わいが違うのもおもしろいポイント。白ワインでもりんごジュースのような色味だったり、赤ワインでもちょっぴり透明感があったりして。機会があれば自家製ワインも楽しんでみてください。
スーパーでの購入もおすすめ
もちろん、現地ではスーパーや酒屋などでも購入できます。
商品によるものの、日本円で300円程度でも良質でおいしいワインが手に入ります。
日本では出回らないワインがほとんどなので、お土産にも喜ばれるでしょう。