こんにちは。私は酒を求めて旅に出る、酒旅を紹介しています。
今回の舞台は前回から引き続き「高知県」。コンセプトは酒場放浪記でお馴染み、吉田類さん縁の酒場を訪れることです。
前回は昼飲みを楽しんだり、日本酒の工場見学に行ったりしてステキなお酒に出会うことができました。
今回は2日目の様子をレポートしていきます。今日もどんなお酒&酒場に出会えるのか、今からワクワクしています。
この記事を読むと、あなたもお酒を求めて高知に行きたくなること間違いなしですので、最後まで楽しんでご覧ください。
目次
😋超豪華モーニングビュッフェで酒欲急上昇!

あなたが旅行へ行く際、ホテル選びの基準は何でしょう?
私が重視しているのは、ズバリ朝食です!朝食の品数の多さや、地元産のものが食べられるかを重視してホテルを選んでいます。
と言うのも、旅行へ行くとその土地の名物っていろいろありますが、なかなか全部は食べ切れませんよね。
しかし朝食ビュッフェならば、色々な名物を少しずつ取ることができるので、現地ならではの味を一気に楽しめて満足度が高いです。
酒が飲めないのは唯一の難点ではありますが、そこは朝なので我慢です。今回宿泊した「オリエンタルホテル高知」もなかなか朝食が豪華でしたので、内容をご紹介していきます。
朝食会場に到着すると、品数の多さに驚きです!
当然のようにカツオたたきもありますし、生ハムやローストポーク、大きなエビのバジルソースあえに、自分で炙る鯖・ししゃも・鮭もあります!
高知名物のカツオ節やシラスなど、お肉もお魚も豊富で食べたいものばかりですが、胃袋は1つなので厳選してお皿に盛っていきます。

でも、やはりスクランブルエッグは食べたく、取ってしまいました。こういう1つのお皿の上が和洋折衷になってしまうところも朝食ビュッフェの自由で楽しいところですよね!朝から食が進んでしまいます。
まずはカツオのタタキをいただきます。朝からガーリックチップも乗せますよ。旅行中なのでオッケーと言うことにします。藁焼きの風味とのポン酢の酸味がたまりません。これは朝からお酒が欲しくなる味ですが、朝食なので我慢します。

シシャモは卵がプリプリで、これまたお酒が欲しくなります。そして全てを受け入れてくれるスクランブルエッグの優しさに癒されます。
そしてこのホテルの朝食で嬉しいのは、甘いものも充実していることです。プリンは非常にまったり濃縮…
ご飯を食べる途中で甘いものを挟んで食べてみたり、甘いものとオカズを行ったり来たり交互に食べられる自由さも、朝食ブッフェならでは魅力ですよね。
実はこの時は月曜日の朝8時過ぎでした。皆さん週明けの出勤中大変なところ、贅沢してすみません!しかし、これも旅行の醍醐味ということで許してください!
デザートには自分で焼けるパンケーキもあり、たっぷりのクリームとチョコソースと蜂蜜をかけるという、ギルティーなデザートもペロっといただきました。
まだ朝なのでオッケーということにします。本当に大満足な朝食をいただけました。

🌺関ヶ原の戦いの頃からあるの!?歴史ある蔵の変遷に衝撃!「司牡丹酒造」

お腹がいっぱいになったところで、今日もさっそく酒スポットを求めて彷徨います。
最初に訪れたのは、高知市街地から電車で1時間ほどの場所にある「司牡丹酒造」です。
最寄り駅から酒蔵まで歩く道中は、歴史が感じられる良い雰囲気の街並みです。今回は1人だったのですが、見学を受け入れていただけました。事前に電話で見学可能か確認するのはオススメです。
蔵見学は司牡丹ができるまでの映像を観るところからスタートしました。司牡丹は非常に歴史ある蔵で、坂本龍馬や吉田茂など歴史上の偉人が登場し、その方たちの手紙の中に司牡丹が登場するなど関わりが深いそう。
味の秘訣は、仁淀川という美しい川の軟水で、お米は酒米の最高峰である山田錦を使用しているとのことです。
お米を精米するところから浸水、麹・酒母を作って発酵させ、絞ると言う一連の日本酒作りの工程を映像で観ることが出来ました。
その後はお酒を作っている現場を見に行きました。

最初に紹介いただいたのは酒蔵の玄関口に欠かせない杉玉です。初めて知ったのですが、杉玉の正式名称は「さかばやし」と言い、毎年新酒の時期になると蔵人自らが材料である杉を取りに行き、手作りで作られているそうです。
杉玉が作られたばかりの新酒の季節には、鮮やかなグリーンで新緑の清々しい香りがするのだとか。そこから1、2ヶ月ほどで、よく見かける茶色の杉玉になります。
色が変わる様はお酒の熟成度を表しており、北海道から九州まで全国共通の習わしです。
司牡丹の創業は1603年、なんと関ヶ原の戦いの頃から今に続く蔵です。日本酒を貯蔵するタンクがズラリと並ぶ建物は江戸時代後期からあり、長さ90メートルもある大きな建物です。

建物が建てられた江戸時代は木樽が使用されており、現在の金属製タンクは昭和30年代以降に一般的になりました。
金属製のタンクが一般的になった頃、司牡丹でも金属製のタンクに変えようとしたところ、建物の中にタンクが収まらない問題が発生したそうです。
理由は、昔の木桶は今の金属製より背が低く、容量も少なめ。対して金属製のタンクは背が高く大容量です。
そこでどうしたかと言うと、なんとジャッキで建物を持ち上げ、土台部分を継ぎ足して建物の高さを高くして対応したのだとか!
古い建物なので、土台が無いからそこ出来た対応ですね…
そんな逸話を聞けるのも、酒蔵見学の面白さです。
次に瓶詰め工程も見せていただけました。ラインの上にズラっと瓶が並んでおり、蒸気が上がっています。

熱で最後の殺菌をしているのですね。温度や音など稼働している様子を五感で感じると、来て良かったと嬉しい気持ちになれます。
手作業も割と残っているそうで、ラベル貼りや箱詰めも手作業で行われています。また、これらの作業を行う部屋は、直射日光があたらないよう建物の構造も工夫されています。
思えば日本酒造りが盛んな東北や北陸と比べると、高知は温暖な土地柄です。しかし酒蔵が多いのは、各酒蔵でこうした温度管理をしているからなのでしょう。
醪のタンクにも冷水が中を通る管が巡っており、温度を下げられる工夫がなされていました。
昨日の酔鯨の最新鋭のサーマルタンクと比較すると、昔ながらの伝統的な管理で、差分が理解でき勉強になります。

また、初めて知ったのですが4年前にクラフトジンを作り始めたそうです。司牡丹は日本酒だけでなく焼酎も造っており、その蒸留機を活用してクラフトジンを蒸留しているのだとか。
クラフトジンを作り始めたキッカケは、高知の有名なバーのオーナーからの提案でした。オーナーさんが蔵へ見学に来て、蒸留ポットの美しさを気に入り作り始めたそう。
名前は「マキノジン」といい、高知県産の生姜も入っています。
私が大阪から来た事を伝えると、大阪駅近くのKITTEで扱っていると教えてくださいました。確かにKITTEの土佐のアンテナショップはお酒も豊富なので、帰ったら行ってみようと思います。
マキノジンは、去年IWCというイギリスで開催された国際的なお酒のショーでシルバーを受賞した実力派です。
蔵は酒蔵通りの中に続けていくつもの建物があり、昔は別の酒蔵だったのを買い取って、今は司牡丹1つに統合されたのだとか。
🍶次回予告:お楽しみの試飲タイム&昼飲みの聖地「ひろめ市場」とは?

いかがでしたか?
司牡丹酒造は高知市街地から電車で行けるので、「酒蔵見学に行ったのに飲めない」なんてことがなく、現地で搾りたてのお酒が楽しめます。
歴史ある建物が並んでおり歩いているだけで楽しいので、1時間かかりますが行く価値ありです。
次回は司牡丹の試飲タイムと、高知に行ったら欠かせない酒スポット「ひろめ市場」についてレポートしていきますので、後半戦もお楽しみに。
